師弟
またまた鉄道の車輌整備工場ネタでございます。
これは輪軸と呼ばれる鉄道車輌の車軸と車輪です。
この車輪フランジ間が、レールゲージですね。新幹線なら1435mm、在来線なら1067mm
民鉄のほとんどは1435mmですが、珍しいのは京王、都営の一部に1372mmゲージが
あります。これは4フィート6インチの馬車鉄道がルーツで、都営荒川線もこれです。
話が横道にそれてしまいましたが、車輌の整備工場へ搬入された車輌は、まずは台車と
車体に分割され、台車はこのように電装品、筐体フレーム、輪軸にバラバラ分解され
探傷試験などにかけられます。
ここで鉄道独特なのが冷間による圧入で車軸とタイヤと呼ばれる車輪は接合されていますので
専用機械で分解されます。
年配のベテランと若い方がペアーとなって作業をされています。
画像、右に写るシリンダーで車軸を押して車輪を取り外しているところです。
ベテランが油を垂らし、音に注意しながらシリンダーを操作します。
ペアの息が合わないと、事故になる作業ですので気が抜けません。
分割された車輪はレールとの接触面は、これまた圧入されていますので同じような
要領で交換されます。
みなさん安全輸送のために頑張っておられるのですね。
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